アメリカのブティック・ギター・アンプ・ブランドのモーガン・アンプリフィケーションの、1960年代クラシック・アメリカン・アンプであるブラックフェイス系のトーンに1960年代後半のブリティッュ・アンプであるプレキシ系のオーバードライヴ・サウンドを融合した米国製ハンドワイアードのオール・チューブ・コンボアンプ「MVP23 Combo」です。
プリ真空管には12AX7を2本、パワー真空管にはEL84を2本搭載したオール・チューブ・アンプで、パワー・レベル・コントロールによる可変式出力となっており、0.25~23Wの出力を備えています。
オープン・バックの構造で、セレッションの12インチ・スピーカーG12H-75 Creamback(16Ω)を1基
搭載しています。
密度の高いバルチック・バーチ・プライウッドのバッフル板にしっかりと固定することで、エネルギー・ロスを最小限に抑え、低音域の再生にも大変優れています。
オープン・バックの構造と組み合わせることで芯がありながら、広がりのあるパワフルなサウンドを備えています。
コントロールによるトーンのヴァリエーションは非常に幅広いうえ、シンプルで非常に使い易いデザインとなっています。
GAINコントロールだけで歪み量を調節するのではなく、VOLUMEコントロールに加え、MIDコントロールもドライヴ・サウンドに影響を与えます。
このため、GAINコントロールだけでは実現しなかったクリーンからドライヴ・サウンドまで多岐にわたるサウンドを生み出します。
POWERコントロールは、マスター・ヴォリュームにありがちな音色の変化をさせずに出力値を0.25~23W相当に可変できます。
また、MVP23 Comboはペダルとの相性が非常に良いアンプで、アンプの入力前にリヴァーブ、ディレイ、モジュレーション系ペダルなどを接続しても最高のサウンドになるように設計されています。
さらにMVP23-Comboは非常にタッチ・センシティヴなため、ピッキングの強弱で様々な表現を可能にし、ドライヴ・レヴェルを上げてもクリーンなトーンを得られます。
傷の付きにくい丈夫なバリスティック・ビニール・レザーの外装で、カラーはトワイライトです。
※Morgan Amplification(モーガン・アンプリフィケーション)について
モーガン・アンプリフィケーションの歴史は、創始者Joe Morgan(ジョー・モーガン)がアンプの製造、改造および修理を始めた1996年よりスタートしています。
ジョーの設計したアンプは今や世界中のスタジアムやアリーナで見ることができます。
ジョー・モーガンはミュージシャンとして生計を立てている全ての人たちへ向けてアンプの設計をしています。
真空管アンプは構成パーツによってその良し悪しが決まるため、モーガン・アンプリフィケーションは最高品質のものをセレクトし、カスタム・デザインのマーキュリー・マグネティックス社のトランスを組み込んだ設計によって高い品質の製品作りをしています。
‐ Specifications ‐
■出力(RMS): 1/4~23W
■出力(Peak): 42W@16Ω(Max) <搭載スピーカー使用時>, 85W@8Ω(Max) <外部8Ωスピーカー1台、または16Ωスピーカー2台使用時>
■プリ真空管: 12AX7 × 2
■パワー真空管: EL84 × 2
■コントロール: Power Switch, Standby Switch, Power Control, Bass Control, Middle Control, Treble Control, Volume Control, Gain Control
■対応電源: 100VAC, 50/60Hz
■搭載スピーカー: セレッション G12H-75 Creamback (16Ω)
■スピーカー出力端子: 16Ω x 1, 8Ω x 2
■外形寸法: H545 × W510 × D255mm(突起物含む)
■重量: 約19.6kg