2016年3/23(水)Keith Nelson氏(Buckcherry)が御茶ノ水楽器センターにご来店されました。

店内のZEMAITISをゆっくりご覧になるKeith Nelson氏。

ANTANUSシリーズのメタルフロントモデルA24MF BKが目に留まったようで、重さを確かめるような素振りで「Good Weight!」と何度もおっしゃっておりました。
ツアー、ライブを行うギタリストにとって重さは重要なファクターなのでしょう。

ちなみに、この個体は3.8kgでした。

そして、当店自慢のZEMAITISウォールの前で記念撮影。

自然と肩に手を回してくれるKeith Nelson氏にドキドキしました(笑)こういう事が自然とできる男になりたいものです。

その後、2階のアコースティック・ルームへ移動。
そこでも、やはりZEMAITIS。ZEMAITISのアコースティック・ギターZ-SHSS/Rをお試しになりました。
外観、サウンド、感触をじっくりとチェック。

スタッフが持ってきたZEMAITISの新製品ZUKを試す時、思わずニッコリとされていたのが印象的でした。ウクレレってそういう力ありますよね。

普段使用している弦はERNiE BALLのRPS Power Slinky(#2250)との事。 RPSはプレーン弦にアーニーボールの特許であるレインフォースド・プレーン弦が使われているパックで、弦切れに強く、チューニングの安定感も向上する、当店でも一押しの弦です。

Q1:今回の日本公演で使用する予定の機材について教えて下さい。
Keith Nelson氏(以下KN):今回のジャパン・ツアーではフェンダーのテレキャスター、ギブソンのレスポール、そして2本のカスタム・ショップ製のゼマイティス・ギターを使う予定なんだ。
1本はチェスのデザインのパールフロント、もう1本は僕のアイディアで作ってもらった3ピックアップのメタルフロントのギターさ。

Q2.使用している弦のメーカーとチューニングについて教えて下さい。
KN:弦はアーニーボールの弦を使っている。もう20年になるかな?
アーニーボールの弦は最高の品質で、サウンドも最高、そして会社スタッフも我々ギタリストを手厚くサポートしてくれる素晴らしい会社だよ。
チューニングは2種類で、スタンダードチューニング(A=440ヘルツ)と、もう一つはオープンGのチューニング。
オープンGのチューニングはスライドギターに最高だよ。 それにいろんなコードのインベージョンを作ることができる。

Q3:パールフロント・モデルは持っていますか?
先ほど話したチェス・デザインの2ハムバッキングのパールフロント。これは今日のライブでも使うよ。
もう1本はジャカランダ指板の3シングルのギター*。このギターはもう生産は終わっているよね。
*S22ST-3S/JCRのこと。

Q4:ディスクフロントとメタルフロントで、サウンドの違いはありますか?
KN:ディスクフロントは3ピックアップのハムバッキングの仕様。サウンド的にはディスクフロントもメタルフロントも同じようなんだけど、ディスクフロントには5ウェイのスイッチが付いていて、色々なサウンドを作ることができる。
2ピックアップのギターでは出せない音が出せる点はいいね。

Q5:ピックアップは交換していますか?
KN:僕の持っているゼマイティスギターにはいろいろなピックアップを試したよ。
特にメタルフロントのギターにはね。
ギブソンやフェンダーとは違って、いろいろな可能性を感じるんだ。だからそれぞれにマッチするピックアップを探すことが楽しみなんだ。
一般の人はメタルフロントを見ると明るいサウンドが出ると思うんだけど、実はそうでもないんだ。何か特別な何かを持っていると思うんだ。
最初からマウントされているディマジオのピックアップ*は良いサウンドでベストマッチのピックアップだよ。
その他にもたくさんのブティックブランドのピックアップも試したよ。トム・ホームズ、WCR、シェイプトーンピックアップ。とにかく色々なピックアップを試してきたんだ。でも純正のディマジオピックアップもギターとマッチした素晴らしいサウンドのピックアップだよ。
*TONY’S COLLECTION、CUSTOM SHOPのモデルに搭載されているDiMarzio Custom PAF(DP103)のこと。
(インタヴューはここまで)

公演前の忙しい合間を縫ってのご来店でしたが、ギターをじっくりと見るキースさんの真剣な眼がとても印象的でした。
Buckcherry JAPAN Tour 3/23の東京公演、そして3/24の大阪公演、かなり盛り上がったようです。
またの来日を期待しましょう!