2016年4月7日(木) ボブ・ディラン・バンドのギタリストとして来日しているCharlie Sexton氏が御茶ノ水楽器センターにご来店されました。

先日、新たにZEMAITISファミリーとなった事も話題になったCharlie Sexton氏。
店内のZEMAITISギターをご覧いただきました。

一番最初に弾かれたのはZEMAITIS S24DT DG。 ドラゴンの彫金が施されたディスク・トップ・モデルです。
ロニー・ウッドの大ファンというCharlie Sexton氏。じっくりと弾かれていました。
ZEMAITISの音は他では味わえない存在感があります。お客様に試奏していただいてる時に、たまに店内を移動して色々な場所で音を聴いてみるのですが、しっかりと届くんです。 これはリード・プレイヤーにとって、とても心強い存在だと思います。
それにしてもCharlie Sexton氏、かっこいいですね・・・。流石と言いますか、ギターを弾く姿が絵になります。

次に弾かれたのはCS24MF FR4C BK。 ナチュラル・カラーとの個体差をじっくりとチェック。

チューニングを変えたりして、色々なフレーズを弾いておりました。 夢中で、じっくりとギターの感触を確かめているのが、とても印象的でした。

2階のアコースティック・ルームではZEMAITISのアコースティック・ギターをチェック。
アコースティックギターを持っても絵になるCharlie Sexton氏。

ハート型のサウンド・ホールに合わせてのサービス・ショットにはスタッフ大興奮でした。

そして今回もインタヴューをさせていただきました。
Q1:ZEMAITISを知ったきっかけを教えて下さい。
Charlie Sexton氏(以下CS): ZEMAITISギターを最初に見たのは当時好きだったプリテンダーズのジェイムス・ハニーマン・スコットやローリングストーンズのロニー・ウッドが使っていたギターだね。
それまで見たこともないギターだったのでとても衝撃的だったよ。
ボディ・シェイプもそうだけど、なんといってもボディのエングレイビングは他には無いルックスだったからね。
当時まだ子供だったから強く印象に残っているよ。
僕はプリテンダーズのジェイムスの大ファンだったんだ。
そしてフェイセズも好きだしフェイセズはロニー・ウッドのギター、ロニー・レーンのベースとどちらもZEMAITISだったからね。
70年代の話だよ。インターネットなんてないんだから雑誌を見た、あの時の感動は強烈だったね。

Q2:所有されているZEMAITIS A24MF BKについて感想を聞かせて下さい。
CS:実は7、8年前にGZシリーズのギターをロサンジェルスの楽器店で見つけて、とても手に馴じんだので購入してずっと使っているんだよ。
僕の手は大きいんだけれど、そのギターは手にしっくり馴染んでとても弾きやすかったんだ。
最近手に入れた新しいZEMAITISのA24 MF BKもすごく弾きやすくて、すぐテキサスで行われたイベントでも使ったよ。
指板の幅が普通よりちょっと広い感じがしてそれがとても好きなんだ。
そしてなんといってもピックアップの音がとても心地よい。
そんなに高い出力は無いんだけれども、それがウォームなサウンドで気にいっているね。

Q3:本日、試奏されたS24DTの印象はいかがでしたか?
CS:僕はロニー・ウッドの大ファンだからね。
ディスクフロントには特別な憧れがあるんだ。
だから今日はZEMAITISをじっくり試すことができて、とてもうれしいよ。
ZEMAITISがこんなに置いてあるお店は世界にないからね。
このギターはスリーピックアップでマスターボリュームと、各ピックアップにトーンコントロールが付いている。
これを5ウェイスイッチで切り替えるという、とてもシンプルなんだけど使いやすいスマートな組み合わせだと思うよ。
そして、なんといってもこのサウンド、凄く太くていいね。ピックアップがディマジオで、すごくスイートでいい。
このギターをとても気に入ってるよ。

Q4:普段使用している弦のゲージとチューニングを教えて下さい。
CS:最初の頃はヘビーなゲージを使っていたんだ。
だけどだんだん変わってきて今は普通のゲージだね。
もちろん演奏する音楽によってゲージは変わってくるね。
ボトルネックの演奏では低音を太くしたり、ある時は軽めのゲージにしたり、でもビリー・ギボンズみたいにウルトラライトにはしないけどね(笑)
チューニングはオープンGなんかもスライドによく使うよ。
最近気に入っているのはアフリカンぽいスケールの弾き方なんだ。チューニングやピッキングを変えて独特なサウンドを作るんだ。

10代よりプロフェッショナルとして活動しているCharlie Sexton氏。 大御所の風格が漂うスター・プレイヤーながら、ギターを触っている時の無邪気な眼がとても印象的でした。 日本でのツアーは4月の下旬まで続きますので、日本で良いお時間を過ごせる事を願っております。
Please enjoy in Japan!